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ビットコインNFT(Ordinals)ってなに?初心者向けに特徴や問題点を解説

2023年6月7日

ビットコインNFTとはなにか?を初心者向けに解説します!

おつかれさまです。ひろきび(@hirokibi03です。

2023年1月にビットコインNFT(Ordinals)がリリースされ、ビットコインのブロックチェーン上でもNFTの発行が可能になりましたね。

すでに高価なNFTも世に出回って、ビットコインNFTは盛り上がってます。

今回は実際にビットコインNFTを購入してみたボクが学んだ内容を、誰でも理解できるように解説していきます。

ビットコインNFTについて理解するべき内容は以下の通りです。

・ビットコインNFTとは?

・ビットコインNFTの特徴や問題点

・ビットコインの買い方

・イーサリアムNFTとの違い

前置きはこれくらいにして、さっそく詳細をみていきましょう。

ビットコインNFTとは?

ビットコインNFTとは?

ビットコインNFT(Ordinals)とは、その名のとおりビットコインのブロックチェーン上で作成されたNFT(非代替性トークン)をいいます。

≫≫【話題独占】NFTとは何か?将来性はあるのか?

いままでのNFTはイーサリアムチェーン上で作られたものがほとんどですが、2023年1月から新たにビットコインNFTが誕生したのです。

海外NFTプロジェクトのYuga LabsがビットコインNFT「TwelveFold」のオークションで約22.4億円もの金額を稼いだのはビッグニュースになりましたね。

ビットコインNFTの特徴

ビットコインNFTの特徴を解説!

ここからはビットコインNFTの最大の特徴2つを解説していきますね。

特徴①NFT画像データすべての情報が記録される

ビットコインNFTは画像データのすべてをブロックチェーンに記録されているので、ビットコインが無くならないかぎり永久的に残り続けるといった特徴があります。

万が一、NFTプロジェクト運営が持続不可能になってもビットコインNFTは残り続けるということです。

これがビットコインNFT最大の特徴ですね。

特徴②ロイヤリティがない

イーサリアムチェーンのNFTはロイヤリティ手数料というものがあり、売買されるたびにクリエイターへ手数料が支払われるといった仕組みがあります。

しかしビットコインNFTでは、このロイヤリティ手数料がないのです。

購入するボクたちからすれば、安く買えるので好都合。

ただ…NFTクリエイターにとってはロイヤリティがないのは参入の障壁になってしまいますね。

ビットコインNFT(Ordinals)のメリット2つ

ビットコインNFTとは?

①ビットコインNFTはフルオンチェーン

さきほどチラッと解説しましたが、ビットコインNFTすべてのデータがブロックチェーンに刻まれるので、永久的にNFTが存在し続けます。

これを「フルオンチェーン」といいます。

ビットコインNFTのOrdinalsは、すべてがフルオンチェーンのNFTで作られているため希少価値があるとも言われてるんですね。

というのも、ビットコイン自体が「発行枚数2,100万枚」と限りがあるため、ビットコインNFTの発行枚数にも限りがあるから。

なので希少性をもたらすのは自然の流れですよね。

②NFT市場の盛り上がりに期待

イーサリアムチェーンNFTの市場が落ち着いてきてる中、ビットコインNFT(Ordinals)の誕生でNFT市場の盛り上がりに期待している方も多くいるようです。

ビットコインNFTの発行点数も約10万点を超えて、取引量も増加傾向にあります。

これからのNFT市場の盛り上がりに期待しましょう!

ビットコインNFT(Ordinals)のデメリット

ビットコインNFTとは?

ガス代が高くなる

ビットコインNFTはすべてのデータをブロックチェーンに刻まれるというのは先ほど解説しました。

これって逆にいえば、多くのデータ容量が必要になるのでガス代が高騰してしまうといったデメリットにもつながるのです。

≫≫ガス代とは?なぜ高いのかを初心者向けに解説!

参入ハードルが割と高い

イーサリアムチェーンのNFTを買ったことがある方にとって、ビットコインNFTを扱うことは簡単だと思います。

ですが、やはりNFT自体がまったくの初心者だとイーサイアムNFTと同様に参入ハードルは変わらず高いといえるでしょう。 

とはいえビットコインNFTはまだまだ発展途上なので、どちらかといえば初心者のかたはイーサイアムNFTを最初に触ってみるのが良いかと。

≫≫NFTデジタルアートの買い方を解説!OpenSea、メタマスクの登録方法も分かる!

取引量の水増し行為がある

取引量の水増し行為とは、別名「ウォッシュトレード」ともいわれます。

ここでの水増し行為とは、NFTの数量や価値を不正に増やす行為をいいます。

たとえば、個人や知人とのあいだで不正な取引を行ってフロア価格を上げたりといった感じ。

これは禁止行為に当たりますが、暗号資産・NFT市場ではまだ規制がかかってないので、いまだに水増し行為が行われているのです。

これから規制が入ることを期待しましょう。

そして水増し行為をしてそうなNFTプロジェクトには関わらない方が吉。

NFTプロジェクトのコニュニティーが活発ではないのに取引が盛んなNFTプロジェクトは要注意です。

ビットコインNFTの買い方

ビットコインNFTとは?

ここではビットコインNFT(Ordinals)の買い方をご紹介します。

Xverse Walletのダウンロード

イーサリアムチェーンNFTの購入には「MetaMask」が必要なのと同じく、ビットコインNFTを購入するには「Xverse Wallet」というウォレットのダウンロードが必要です。

Xverse Walletのダウンロード方法は以下の記事で解説してますので参考にしてダウンロードしましょう。

≫≫Xverse Wallet(エックスバースウォレット)作成のやり方を画像解説!

Magic EdenでNFTを購入

Xverse Walletのダウンロードが完了しましたら、さっそくビットコインNFTを購入してみましょう。

ビットコインNFTの買い方は以下の記事を参考にしてみてください。

≫≫ビットコインNFT(Ordinals)の買い方を初心者向けに画像解説!

あくまでもNFTは余剰資金で購入しましょう。

ボクも実際、ビットコインNFTを体験するために価格の安いNFTを選びました。

ビットコインNFTコレクション

ビットコインNFTコレクションをご紹介!

ここではビットコインNFTコレクションの一部をご紹介していきます。

①Bitcoin Punks

②DogePunks

③Bitcoin Frogs

④Bitcoin Pigs

①Bitcoin Punks

Bitcoin Punksは、ビットコインNFT(Ordinals)を使用してオリジナルでもあるイーサリアムチェーンのCrypto Punksをビットコインチェーンにアップロードされた、ビットコインNFTで最初のコレクションです。

②DogePunks

ビットコイン上の 10,000 個の固有序数を集めた最初の希少なコレクションの 1 つである DogePunks。Doge と Punks の組み合わせによって作成され、急速にデジタル アーティファクトの世界で最も人気のある商品。

③Bitcoin Frogs

Bitcoin Frog は、ビットコイン上に永久に残る 10,000 個の純粋なデジタル収集品です。これ以上は決して作成されません。各レイヤー内のすべての特性のレアリティは等しいため、美学とサトシベースのレアリティの主観的な評価が可能になります。

④Bitcoin Pigs

Bitcoin Pigsの詳細は不明ですが、低価格で最初のビットコインNFT購入にはおすすめのNFTです。実際にボクもビットコインNFTを経験してみようとBitcoin Pigsを購入してみました。

イーサリアムチェーンNFTと何が違うの?

イーサリアムチェーンNFTとの違いを解説します!

ここではビットコインNFTとイーサリアムNFTとでは何が違うのかを解説していきます。

大きな違いは以下の4つ。

①データの保管方法

②永久的に残る

③セキュリティ

④希少価値

それぞれ詳細をみていきましょう。

①データの保管方法

イーサリアムNFTは、すべてのデータがブロックチェーンに記録されているわけではなく、基本的に画像データはイーサリアムチェーンとは別に保管されているんですね。

外部のデータと紐付けすることでNFTの確認ができるようになるということです。

一方でビットコインNFTは画像データのすべてをブロックチェーン上に保管されているのです。これをフルオンチェーンと呼びます。

②永久的に残る

ビットコインNFTはフルオンチェーンで記録されているので改ざんできません。

これはビットコインが無くならない限り永久的にブロックチェーン上に残り続けるということになります。

一方で、イーサイアムNFTの場合はクリエイターが内容を変更・削除できます。

これはすべてのデータがブロックチェーン上に記録されてないからなんですね。

③セキュリティ

ビットコインNFTはスマートコントラクト(契約のスムーズな実行)の必要がなく、ビットコイン(仮想通貨)を扱う感覚で取引できます。

一方で、イーサイアムNFTはスマートコントラクトを通して取引されます。

このスマートコントラクトを通す行為がハッキングの被害に合う可能性があるのです。

間違って詐欺サイトのスマートコントラクトに署名してしまうとNFTや仮想通貨がすべて抜き取られてしまうので注意が必要です。

これらから分かるように、ビットコインNFTはセキュリティが高いといえるのです。

④希少価値

ビットコインNFTはBTCの発行枚数に上限(2,100万枚)があるので、NFTにも発行上限があります。

一方で、イーサイアムNFTは無限に発行できるので希少価値が生まれませんし、NFTの供給過多にもつながってしまいます。

なのでビットコインNFTは希少価値が付きやすいといえるでしょう。

ビットコインNFTの将来性

ビットコインの将来性を解説します!

ビットコインNFTは2023年1月に発足し、さっそく翌月の2月には世界的なNFTコレクションの制作会社でもある「YugaLabs」がTwelveFoldというビットコインNFTをリリースしましたね。

超有名なYugaLabsがOrdinalsコレクションを発表するということで、あっという間にビットコインNFTの認知が広がりました。

日本でも、安くフルオンチェーンNFTを発行できるところに注目を集めてますね。

すでにビットコインNFTの取引量もイーサイアムNFTに次いで第2位を獲得してます。

ビットコインNFTが発足してまだ数か月でこの爆伸びには驚きですよね。

あと数か月後にはイーサイアムNFTの取引量を抜くのも時間の問題かと…

これからの動向に注目です。

ビットコインNFTの問題点

現時点でのビットコインNFTの問題点をあげるなら以下の3つ。

①需要がたかまるとガス代が高騰する可能性

ビットコインのトランザクション(取引)能力は1秒間に7件くらいしか処理できません。

これから需要が増してくるとトランザクションが詰まるといった事象が頻繁に発生するかもしれませんね。

②ロイヤリティがなくクリエイター泣かせ

ビットコインNFTはロイヤリティ(権利使用料)の設定ができません。

NFTの2次売買が活発に行われても、クリエイターにはお金が入らないのです。

この問題を解決しないとビットコインNFTに参入するクリエイターが増えない可能性もありますね。

③いまはデジタル画像のみの利用

ビットコインNFTは現状だとデジタルアートのみでの使用しかできません。

一方でイーサイアムNFTはゲームや会員権、証明書などに使われてますよね。

ビットコインNFTは、ただのデジタルアートだけでなくその他のサービスも利用できるようにならないと、一次的な人気で終わってしまうかもしれませんね。

ビットコインNFTの今後に期待

現時点ではビットコインNFTはイーサイアムNFTほどの普及までには至ってませんが、これからの動向次第ではNFT市場、仮想通貨市場の活性化につながる可能性を秘めてます。

また、ビットコインNFT(Ordinals)の登場でNFT市場に大きな変化が起きてることは間違いありません。

今後の動向に注目していきましょう!

今回は以上になります。

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  • この記事を書いた人

hirokibi

NFT・仮想通貨の魅力を40代会社員が解説▶仕事で疲弊していた過去とはおさらばして今では毎日がワクワク▶そんなポンコツサラリーマンがNFTで時代が変化する過程を発信していきます▶Web3時代は40代からでも遅くはない▶初心者に寄り添ったブログ運営を心がけていきます。

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