はじめに言っておきますが、ガス代といっても「光熱費」のガス代ではありません。
おつかれさまです。ひろきび(@hirokibi03)です。
NFTを買ったりTransfer(転送)したりするとガス代というものが掛かってしまいます。
ちなみに、ガス代をきちんと理解していないと知らずしらずに損をしていることも。
というのもガス代は常に一定ではなく、時間帯で変わってしまうものだからです。
そこでガス代の知識を身につけて「損しない取引をしていきましょう!」というのがこの記事の目的です。
今回の内容はつぎのとおりです。
本記事の内容
- そもそもガス代とはなにか?
- ガス代を節約する方法
- ガス代の問題点(高すぎる理由)
この記事を書いてるボクはNFTを約150点ほどの購入経験があるので、割とガス代の知識はもっているかなと。
前置きはこれくらいにして、さっそく詳細をみていきましょう。
NFTをこれから買おうとしてる方は≫≫NFTの買い方を解説の記事を参考にしてみてくださいね。
そもそもMetaMask(メタマスク)って何?という方は≫≫MetaMaskのインストール方法を解説の記事を参考にしてみてくださいね。
そもそもガス代とはなにか?
ガス代とは簡単にいうと、イーサリアム・ブロックチェーン上での「取引手数料」のことをいいます。
具体的にいうと、
ユーザーが行いたい取引(NFT売買や仮想通貨の送金)に対して、処理ごとに発生する手数料がそれらの処理を実行するマイナーへ手数料が支払われる仕組みをいいます。
マイナーとは、取引の承認・記録等の処理を自前のPCで担う、任意の参加者のこと。
ボクの言い方に変えます……
銀行の窓口で送金したときの手数料と同じですw
だだし、ガス代の場合は定額ではなくユーザー側で設定できるのが特徴です。
自由に設定できるといっても、自由にガス代を安く設定できることではないのでご注意ください。
NFTを購入するときに優先的に承認してもらえるようにガス代を上げることをいいます。
早押しミントはガス代を上げることが必須ですよ!
ガス代の上げ方(設定方法)を知りたい方は≫≫MetaMaskガス代を上げる方法の記事を参考にしてみてくださいね!
ガス代が発生するタイミング
ガス代が発生するタイミングはつぎの5つです。
ガス代発生するとき
①NFTのデータ更新
②NFTマーケットプレイスでNFTを買う
③NFTマーケットプレイスでNFTを売る
④NFTを誰かに送る
⑤自身のウォレットから他のウォレットに送金する
マイナー(取引を承認する人)が承認した時点でNFT購入代金と手数料が引かれます。
なぜガス代が必要なのか?
ガス代が必要である理由は2つあります。
①ネットワーク内の過負荷を防止するため
②マイナーに過度の負担をかけないため
それぞれ解説しますね。
①ネットワーク内の過負荷を防止するため
メタマスクでの取引通貨はイーサリアムがメインネットなので、イーサリアムのプラットフォームを利用した取引が多くなるとネットワークに負担がかかり、送金スピードが下がってしまう現象が発生します。
その負担を防止するためにガス代という手数料でコントロールしているということになります。
ガス代が一定額じゃないのは、これらが背景にあるんですね。
②マイナーに過度の負担をかけないため
NFTの取引が活発になったときに、承認するマイナーの負担が大きくなってしまうんですね。
トランザクションに時間がかかる場合は、マイナーの負担が大きくなってるといえます。
※トランザクションとは「取引処理」という意味です。
処理の速度を早めるにはガス代を高く設定することで、優先的に承認作業を行ってくれることも。
このようにマイナーへの手数料を高くすることで、ネットワークに負担をかけない仕組みになってるのです。
NFTのフリーミント(クリック戦争)はガス代を上げないとゲットしにくいのです。
ガス代を高く設定すると承認されやすい
前提として、マイニングを行う人をマイナー(取引を承認する人)といいます。
マイニングってどんなことをやってるの?と、興味のある方はこちらの記事を読んでみてください。
マイナーはガス代の高い取引を優先的に処理してくれます。
時間に余裕を持ってNFTをミントできる状態ではガス代を高くする必要はありませんが、フリーミントなどの早押し企画の場合はガス代を高めに設定することで、他のユーザーよりも早く承認されるのです。
ネットワークが混雑している時間帯だと、ガス代だけ取られて購入できなかった。という事例もあるので注意してくださいね。
ガス代を節約する方法
ここでは、ガス代を節約する方法3つをご紹介します。
①安い時間帯を選ぼう
②ガス代の上限を設定する
③手数料の安い暗号資産取引所を使う
それぞれ見ていきましょう。
①安い時間帯を選ぼう
ガス代を節約するには、イーサリアムのネットワークを使うユーザー数が少ない時間帯に取引しましょう。
または、取引にかかる時間が長くても、待てるならガス代を高くする必要がないのでガス代の節約にもなります。
夜中から朝方にかけてが狙い目です!
②ガス代の上限を設定する
ガス代の上限を設定すると、ガス代の節約だけでなく、余計なガス代を支払う必要がなくなるので安心です。
ガス代の上限設定を「取引に必要なガス代」よりも低く設定してしまうと、支払ったガス代だけ取られて取引が指し戻される可能性があるので注意しましょう。
ガス代の設定方法はこちらの記事をご覧ください。
③手数料の安い暗号資産取引所を使う
こちらはガス代の節約ではなく、そもそも論になります。
メタマスクへの送金手数料を節約できる暗号資産取引所を使う。
NFTを売買している方の多くが利用している「GMOコイン」です。
ガス代にばかり目がいってしまいがちですが、ガス代以外の手数料を節約すると結果的に「損」しない取引ができます。
詳しくは≫≫NFTを少しでも安く買いたいかた必見!の記事にて解説してますので参考にしてみてください。
ガス代の問題点
過去のガス代に比べて、現在のガス代は約5倍にもなっていると言われてます。
それだけ取引するユーザーが増加したということですね。
ここでは、その問題点を2つに絞って解説していきます。
①ガス代が高すぎる理由
ガス代がマイナーへ支払われているというのは前述しましたが、
ガス代が高騰している理由は……
マイナーがガス代を高く設定しているユーザー(トランザクション)を優先して承認しているからです。
仕方のないことですが、マイナーも高い手数料が欲しいですからね……
ガス代高騰の原因はそんな背景があったのです。
NFTの認知が拡大していくと、さらにガス代高騰の恐れが……
マイナーの拡大に期待しましょう!
②ガス代高騰のデメリット
ガス代が高騰すると、頻繁にNFT売買や送金ができなくなってしまいます。
せっかく激安でNFTを購入できても、売るときに手数料が高いと儲けが少なくなる可能性も。
ユーザー拡大のためにも、これからのガス代見直しに期待しましょう!
ガス代が高すぎる問題を攻略していこう!
ここまで「ガス代」について解説してきました。
ガス代を節約する方法をまとめると、
- 送金するときは安いガス代を選択する
- 混雑している時間帯を避ける
- 手数料の安い暗号資産取引所を利用して節約する
ガス代は日本円ではなくイーサリアム(ETH)を利用するので、日本円換算でどのくらい手数料が掛かったかが分かりにくいですよね。
だからこそ、少しでも損をしないようにガス代節約を意識していきましょう!
今回は以上になります。